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小野 綾香
愛知県東海市出身。東京藝術大学を経て、同大学大学院音楽研究科修士課程独唱専攻を修了。
同大学院音楽研究科博士後期課程修了。ショスタコーヴィチの歌曲集《風刺(過去の情景)》Op.109を中心とした歌唱音声に関する研究論文と演奏によって2017年に博士号(音楽)を取得。
2014年 奏楽堂日本歌曲コンクール第2位及び木下記念賞銀メダル。
2015年 三菱地所賞受賞。
2016年 長野羊奈子賞、毛利準賞、武藤舞奨学金授与。
2018年 第87回日本音楽コンクール声楽部門(歌曲)第3位。
併せて日本歌曲の優れた演奏に贈られる木下賞を受賞。
温かく透明感のある歌声と評され、これまでに様々なレパートリーを持つ。
宗教曲の分野ではバッハ《マタイ受難曲》 《ロ短調ミサ》、ハイドン《メサイア》、ベートーヴェン《第九》等の作品に出演し、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、藝大フィルハーモニア管弦楽団らと共演した。
歌曲の分野では、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2012でリムスキー=コルサコフの歌曲を演奏したのをきっかけにロシア歌曲の美しさと世界観に魅了され、東京藝術大学修士課程、博士後期課程ではそれぞれリムスキー=コルサコフとショスタコーヴィチの歌曲を研究、修了した。
2018年12月、日本演奏連盟と文化庁の主催によりデビューリサイタル「ロシア歌曲の世界」を開催。(東京文化会館小ホール)
2019年9月、横須賀芸術劇場フレッシュアーティスツ・シリーズにて、日本歌曲を集めた「小野綾香メゾソプラノリサイタル」を開催。(ヨコスカ・ベイサイド。ポケット)
また、2015年より日本歌曲の新作初演にも意欲的に取り組んでいる。
オペラの分野では、2017年藝大オペラ定期公演W.A.モーツァルト《フィガロの結婚》(マルチェッリーナ)にてオペラデビュー。同年、リチャード・タラスキン氏京都賞受賞記念演奏会においてストラヴィンスキーのオペラ《マーヴラ》(ペトローヴナ)で出演。2019年6月には新国立劇場研修所前期試演会にてチャイコフスキー《イオランタ》(ラウラ)、2020年2月は同研修所修了公演にてW.A.モーツァルト《フィガロの結婚》(ダグラス・ボストック氏指揮)に出演予定。
日本での活動の傍ら2016年より短期留学を重ね、イリーナ・ロミシェフスカヤ(元モスクワ音楽院、現ノーヴァヤオペラ劇場歌手)、タチヤーナ・ソトニコヴァ(ノーヴァヤオペラ劇場専属ピアニスト)両氏の元で研鑽を積んでいる。
これまでにイリーナ・ロミシェフスカヤ、小泉惠子、永井和子の各氏に師事。
現在、東京藝術大学声楽科非常勤講師。日本演奏連盟会員。
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